JR九州が次世代型の新型車両を開発!架線式蓄電池電車「DENCHA」今秋デビュー
2016-02-07 02:35
テーマ:出来事
JR九州が次世代型車両となる架線式蓄電池電車「DENCHA」を開発し、平成28年秋の営業運転開始に向けて、4月から試験運転を開始すると発表しました。
開発した車両は、架線式蓄電池電車「DUAL ENERGY CHARGE TRAIN」、略して「DENCHA」で、JR九州が、気動車に替わる次世代の車両として開発、現行の817系をベースにしており、従来の交流電化区間では架線からの交流電力で走行し、架線から交流電力を変換して蓄電池に充電、非電化区間では、パンタグラフを下げて、蓄電池のみの電力で走行するとともに、ブレーキ時に回生エネルギーを蓄電池に充電する仕組みで、高効率な走行ができるようになっています。
また、「DENCHA」は、客室照明に LED を使用し、室内温度環境の維持のため、押しボタン式開閉ドア「スマートドア」を採用。省エネ効果を実現しているほか、バリアフリー・ユニバーサルデザインを追及した視認性のよい液晶画面「マルチサポートビジョン」で、停車駅や乗換案内、その他、車両内の電力の流れを解説するエネルギーフローなどを表示します。
導入する非電化区間は、筑豊本線(若松線)の若松駅から折尾駅間。
概観は地球をイメージした青色がメインで、環境へのやさしさを表現。エコで快適な空間が特徴の車両デザインとなっています。