九州総合通信局が九州の放送局4社にFMの予備免許を交付 来春放送開始

9月2日(水)、総務省九州総合通信局が、中波放送を行う地上基幹放送事業者4社から免許申請のあった福岡の2局を含むFM補完中継局10局に対して予備免許を付与したと発表しました。

これは、AMラジオの受信状況が悪い難聴地域の解消と災害対策を図ることを目的としたもので、福岡では、RKB毎日放送、九州朝日放送、2社に交付されます。各局は試験放送の実施後に本免許を交付され、来春から放送を開始する予定。

AMラジオ放送は、高層ビルなどの地理的要因で電波が届きにくくなっていて、AMラジオ放送と同じ番組を、障害物の影響を受けにくいFM電波を利用して流すことで、都市型の難聴を解決する計画です。

また、今回の措置で、災害時にAM送信所が被害にあった場合に、FM放送で代替できるようになります。

なお、RKB毎日放送と九州朝日放送は、共同で福岡県内4カ所に中継局を開設し、県内のほぼ全域をカバーする予定。

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