世界遺産登録に向け「沖ノ島と関連遺産群」の推薦書をユネスコ提出へ
2016-01-15 17:59
テーマ:出来事
2016年1月14日(木)、政府外務省は、国として世界遺産登録に向け「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の推薦書をユネスコへ提出する方針を決定しました。
発表では、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開催し、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称:世界遺産条約)に基づく「世界遺産一覧表」への記載に向けて、今年2月1日までに推薦書(正式版)をユネスコ世界遺産センターへ提出することにつき閣議了解を求める旨を決定したとしており、本日15日(金)に開かれる閣議で了解される見通しとなっています。
沖ノ島は宗像沖約60キロの玄界灘に浮かぶ孤島で、神域として宗像大社によって上陸が制限されてきたため、4~9世紀ごろの航海安全を祈る国家祭祀(さいし)の跡がほぼ手つかずで残っているほか、島で発見された銅鏡や装飾具、シルクロードを通って伝来したガラス製品など約8万点の宝物が国宝になっています。