お寺の僧侶が神社を参拝 伝統行事「報賽式」で承天寺の僧侶が筥崎宮にお礼参り
2016-01-12 17:00
テーマ:出来事
2016年1月11日(月)、お寺の僧侶が神社にお参りしてお経を読む「報賽式(ほうさいしき)」が福岡市東区の神社筥崎宮で行われました。
770年ほど前から続く「報賽式(ほうさいしき)」は、禅宗の僧侶が筥崎宮にお参りするという非常にめずらしい伝統行事で、鎌倉時代の1241年、宋での修行を終え帰国の途についた承天寺の開祖「弁円(聖一国師)」が海上で嵐に遭遇した際、八幡神のご加護により、無事に帰国することができ、翌年にそのお礼参りを八幡神を祀る筥崎宮で行なったことが始まりとされています。
今年は僧侶19人が参拝、拝殿でおはらいを受け、玉ぐしを奉納した後、歩きながら1列になって、筥崎宮にお参りした時にだけ読まれる「筥崎諷経」というお経が読まれました。