宗像大社が「秋季大祭」斎行 みあれ祭・高宮神奈備祭など
2015-09-17 14:45
テーマ:イベント・催し物
宗像大社で10月1日(木)から3日(土)まで「秋季大祭」が斎行されます。
「秋季大祭」は、「田島放生会(たじまほうじょうえ)」と呼ばれる例祭で、神迎えの「みあれ祭」に始まり、1日目に「主基(すき)地方風俗舞」、2日目には「流鏑馬(やぶさめ)神事」と「翁(おきな)舞」 、3日目には「浦安(うらやす)舞」と「悠久(ゆうきゅう)舞」が奉奏され、境内は多くの露店で夜遅くまで賑わい、古式ゆかしい祭典が執り行われる「高宮神奈備祭」で幕を閉じます。
750年以上前から続く「みあれ祭」は、宗像三神の神迎えであるとともに、海上安全や大漁など願って行われる大規模な海上神幸行事で知られています。御輿を載せた3隻の御座船(ござぶね)とともに、宗像7浦の漁船数百隻以上が、色とりどりの大漁旗や幟をはためかせながら、玄界灘を操船する光景は圧巻。
また、秋季大祭を締め括る祭典「高宮神奈備祭」は、みあれ祭でお迎えした宗像三神に秋祭りの無事斎行を感謝すると共に、新たな霊力を戴かれた宗像三神の神威(しんい)の無窮(むきゅう)を祈念する神事で、約640年前から行われ、途中中断されていた「八女神事」について、平成17年に「神奈備祭」として高宮祭場での祭祀を復活させました。
その他、いずれも悠久の時を思わせる神事は必見。世界遺産への推薦も決まっており、今見ておくべき行事といえそうです。