三菱電機が空中に映像を表示する「空中ディスプレイ」を発表
2016-02-18 01:55
テーマ:出来事
2016年2月17日(水)、三菱電機株式会社が、空中に映像を表示する空中ディスプレイを開発たと発表しました。
「空中ディスプレイ」は対角約56インチ(幅886mm×高さ1,120mm)の2D大型空中映像を表示できるディスプレイで、入射光を反射光と透過光に分離する特性を持つ光学素子「ビームスプリッター」と、入射光を入射した方向へ反射する特性を持つ光学素子「再帰性反射シート」により空中に浮遊映像を結像する仕組み。
空中映像とガイド映像をシームレスに表示することで、対角約90インチ(幅1,992mm×高さ1,120mm)のエンターテイメント性の高い未来的な映像表現も可能で、映像を通り抜けることもできます。
また、人型サイズの映像を表示できるため、遠隔コミュニケーション用途から公共性の高い表示まで幅広い分野での活用が期待されています。
ちなみに、空中に2D映像を結像する同様の技術を使った空中ディスプレイは、すでに、株式会社アスカネットがエアリアルイメージングプレート(AIプレート)として商品化しており、JTBが日本で初めてデジタルサイネージとして店舗に導入しています。なお、導入されたAIプレートでは、通り抜けはできず、センサーと組み合わせて表示された画像を操作することができるようになっています。
映画でみた、近未来の世界がすぐそこまで来ているんですね。