添田町の英彦山神宮が日本三霊水がある「般若窟(はんにゃくつ)」を初公開
2015-07-17 09:39
テーマ:イベント・催し物
添田町の英彦山神宮が、日本三霊水がある英彦山の「般若窟(はんにゃくつ)」の内部が7月18日(土)に初めて一般公開されると西日本新聞が報じています。
英彦山の「般若窟(はんにゃくつ)」は、日本三大修験道場として栄えた英彦山の原点とされ、高さ70メートルの岸壁の最下部にある幅6メートル、奥行き2、3メートルの洞窟。内部には、岩からしみ出た水がたまってできた池があり、日本三霊水に数えられているこの水を飲めば万病が治るとされています。
英彦山一帯に49カ所ある修行のための洞窟で最も歴史が古く、神宮の神職以外はこれまで窟内に入れませんでした。
毎年旧暦の6月3日に、洞窟内の池を清める神事「御池さらい」が実施されており、今回はこの神事に合わせて始めて一般に公開されることとなりました。
鎌倉時代の書「彦山流記」によると、6世紀に英彦山の開祖とされる藤原恒雄が窟内で修行したほか、8世紀には、法蓮上人が窟の奥にある池から不思議な力を持つ玉を得たことから、「玉屋窟」とも呼ばれるようになったそうで、入り口には「玉屋神社」が建っています。
午前11時から祝詞をささげて池を洗った後、信者に霊水が分けられ、窟内が公開されるそうです。