飾り付け始まる「博多祇園山笠」の飾り山
2015-06-30 13:41
テーマ:出来事
7月から始まる博多伝統の夏祭り「博多祇園山笠」の各流れで披露される「飾り山」の飾り付けが7月27日(土)から始まりました。
博多祇園山笠は、1241年を起源に、今年で774回目の開催となる博多のお祭りで、櫛田神社にまつられる素戔嗚尊に対して奉納される祇園祭のひとつ。「追い山」のもとは若者の喧嘩ともいわれ、毎年、各流れの舁き手によるプライドのぶつかり合いがとても印象的です。
豪華な「飾り山」は、追い山に先立ち市内各所に設置され、7月1日から15日の午前0時まで福博の町14ヶ所で観覧することができます。
設置される14ヶ所は以下のとおり。
・千代流
・東流
・上川端通
・天神1丁目
・渡辺通一丁目
・福岡ドーム
・博多駅商店連合会
・キャナルシティ博多
・ソラリア
・新天町
・博多リバレイン
・櫛田神社
・中洲流
・川端中央街
飾り山笠は、櫛田神社に向いた面を「表」、その裏側を「見送り」と呼び、それぞれに 博多人形師による絢爛豪華な人形が飾られています。また、多くの場合「表」には武者物、「見送り」には童話やテレビアニメが題材となります。
ちなみに、以前は高さが15、6メートルあった山笠を舁いていましたが、電線が敷設されたため「舁き山笠」と展示用の「飾り山笠」に分かれたそうで、現在は上川端通の飾り山笠のみが、「舁き山笠」と「飾り山笠」に同じものをつかう「走る飾り山笠」として追い山ならしや追い山で「櫛田入り」を奉納しています。