「070」の携帯番号が枯渇目前「060」から始まる番号を割り当てへ
2015-06-20 12:19
テーマ:出来事
総務省は、「060」で始まる番号を携帯電話向けに割り当てる方針を決め、6月18日(木)に、情報通信審議会に対して諮問しました。
平成27年3月末現在での携帯電話の契約数は1億5千万件を超えるとともに、毎年約800万件程度増加しており、今後予測されている070番号の不足(枯渇)に対応するため、060番号を使用することとしています。
総務省は、携帯電話用の番号が足りなくなり、平成25年に、PHSに割り当てていた070番号を携帯電話用に開放することで需要増に対応してきましたが、すでに、090番号及び080番号は全て指定済みなほか、、070番号についても指定可能な番号数が残り4,420万番号となっており、平成30年頃には070番号が不足(枯渇)する見込み。
さらに、テレマティクスや見守りサービスなど、携帯電話のネットワークを利用したM2M(Machine to Machine:人間を介在せずに機器同士がネットワークを介して通信を行い、それぞれの機器が作動するシステムをいう。)の進展がみられ、今後、更なる需要増がみこまれています。
総務省は年内にも答申を受け取り、早ければ来度中にも省令を改正する予定。
また、M2Mに対する020番号の利用もできるだけ早く始めたい考えとのこと。
インターネット通信におけるIPアドレスの枯渇問題と同様に、当初の予想を超えて爆発的に膨らむ需要に対応を迫られる重大な懸案となりそうです。