バラが見頃を迎えています
バラが美しい季節になりました。
この時期、有名なところではハウステンボスなどで、また、福岡市近郊でも、福岡市植物園や海の中道海浜公園、駕与丁公園などで美しく華やかなバラ園を見ることができます。
ところで、新宮町緑ケ浜のとある住宅で、そのようなバラ園に負けない美しいバラを見ることができるのをご存知でしょうか。
公益財団法人日本花の会にも所属する町議会議員の田村せいしさんにご紹介いただき取材にお伺いしたそのお宅では、7年間かけて、育て増やし続けた、華麗なバラがなんと100種類以も咲き、いま見ごろを迎えています。
小さなバラ園とも呼べるそのお宅は近所でも評判で、毎年、春や秋には、色鮮やかに咲き誇るバラの美しさと甘く妖艶な香りに足を止め眺めていく方が後を絶ちません。
奥様が自ら作ったという道路側の棚をはじめ、庭とベランダのほとんどを埋め尽くす、たくさんのバラが、見る人を魅了します。
咲いているバラには、香りがあるものやほとんどないもの、花びらの重なりが多いものや少ないもの、また、非常に明るくコントラストの高いものや淡く可憐なものなど、さまざまなものがあり、中には、みちこ、まさこ、など、皇室に通じる名前が付けられているものもあります。
1階のお庭には主にイングリッシュローズを、2階のベランダにはハイブリッドティーローズを見ることができ、栽培されているバラはほぼ鉢植え。
手入れが非常に大変で、12月にはすべての土を入れ替えるというから驚きです。
奥様が今年もっとも気に入っているのは、歌手の渡辺美里さんをイメージして作られたという薄いピンク~紫色のバラ。縦に背が高く、凛と咲くディープカップの花はたしかにオススメの一株です。
こちらのお宅は、南側にさえぎる物がないためとても日当たりがよく、一般的なバラの開花時期に比べてはやく咲くそう。そのため、品評会とは時期が合わず出展していないとのことですが、生き生きと咲く姿は、生命力にあふれ、その美しさは誰が見ても感動するはず。
調べてもどの種類か分からず、ご自分の名前をつけたというピンク色のバラも必見ですよ。
新宮町では、「花いっぱい運動」という地域活動をしている方々がいて、町の一画がさりげなく綺麗なお花で飾られています。
新宮町の明るく気持ちのよい環境は、あまりき気づかれることもない、このような方たちの活動に守られているのだとあらためて感じます。
緑ケ浜の新興住宅地入り口付近を通ることがあったらぜひごらんください。