写真展「筑豊・最後の坑夫たち」福岡市美術館で開催中
2015-01-16 12:03
テーマ:イベント・催し物
撮影不可能と言われた炭鉱坑内の写真を集め、決して日の目を見ることの無かった坑夫たちの実像が現代に蘇りました。
危険なことからそれまで坑夫しか入ることが許されていなかった炭鉱坑内。昭和48年(1973年)、3人のアマチュアカメラマンが地下527メートルの坑内に入ることを許されます。
それから約40年、キャップランプの明かりだけが頼りの暗い過酷な世界で働く抗夫の姿をとらえた貴重な写真がよみがえります。
これらの写真は、撮影者の一人である永吉博義氏実家の倉庫に、35年間もの長い間保管されていたもの。奇跡的に殆どすべての写真が破損、汚損を免れていたそうです。
写真展は一人でも多くの人に炭鉱の歴史を知ってもらいたいと、無料で公開されています。
また、集広舎からは写真集「1973筑豊・最後の抗夫たち」(2015年1月8日発行)も出版されています。
フェイスブックで公開されているいくつかの写真を見るだけでも、厳しい世界を生き抜く力強さを感じます。
写真展の開催は1月18日(日)まで。