農産物露天販売 生産者直売所 立花山日曜市
地元立花の農家などが集まり、日曜日限定で、果物やお米、路地野菜などを露天販売する生産者直売所です。
立花山観光組合によって運営されていて、販売は午前9時からの5時間のみ。
生産者の顔が見える販売所であることが特徴で、生産者が直接お店に立ち、対面で販売しています。
多くの農産物が並び、ブースによっては無農薬野菜も販売しています。
また、立花地域は昔からみかんの産地なので、土地柄、柑橘系の果物が多く並ぶのも特徴。
立花山日曜市に出店している果実農家のブースはどこも代々みかんを生産し、それぞれの土地で作られるみかんの味を受け継ぐ、歴史のある農園です。
出店は時期によって変わることもありますが、およそ12店舗。
主にお惣菜など加工品を扱うブース、果実や野菜を扱うブース、海産物やその加工品を扱うブースに分かれています。
~北側左端のブース~
古賀市(当時は粕屋郡古賀町)の中華料理店「らんぺい」といえば知っているひともいるかもしれませんが、このブースはそのお店を経営していたご夫婦がされています。
現在はお店を引退し、水産高校で調理をするかたわら、立花日曜市の販売者のためにうどんなど昼食を提供することを兼ねて出店しています。
から揚げなど、お惣菜やおつまみを販売しているほか、出店している人たちへ提供されている昼食と同じものを購入することができます。
もう食べられなくなった、「らんぺい」の味もここでなら食べられますよ。
立花山日曜市はのんびり買い物ができるところなので、ここでお惣菜を購入して食べながら買い物するのも楽しくておすすめです。
~北側左から2番目のブース~
主にJAなどのイベントで販売をしている手作り食材のお店です。
並んでいる商品は、自家製こだまこんにゃくやキムチ、甘納豆、かりんとうなど、すべて手作りで、心をこめて作られる商品は愛情たっぷりの暖かい味がします。
味付けしたこだまこんにゃくも販売していて、その場で食べることもできます。
おいしいですよ。
~北側左から3番目のブース~
3番目のブースは、立花山の登山道で直売している果実農家のお店。
登山道入り口付近の日当たりの良い土地で育てたみかんは、とても甘く登山客がいつも
リピートして買っていく人気のみかんです。
~北側左から4番目のブース~
お米、みかん、路地野菜を販売するお店。
こちらで売っている蜂蜜は、この農園のみかんの花の蜜でできた100%地元産天然蜂蜜。混ぜ物は一切ありません。生産数が減っているので、早めの購入をおすすめします。
みかんと、そのみかんを収穫した木の花からとれた蜂蜜を、同時に味わってみるという贅沢ができる希少なお店です。
~北側左から5番目のブース~
路地野菜が中心のお店。
この直販所を運営する立花山観光組合の代表を勤め、立花山日曜市が始まった当時から販売をしている農家のブースです。
お客様からの要望がおおいという無農薬栽培の野菜をメインに、多くの路地野菜を販売しています。
無農薬野菜は、殺虫を行わないためどうしてもスーパーなどで流通するものより見かけが悪いものもでてきますが、それは農薬に頼っていない証拠。こういう場だからこそほんとうに「いいもの」を買えるわけです。
値段が高くなりがちの無農薬野菜も、こちらではもちろん市場価格。安心で安全なお野菜を安く購入することができます。
また、野菜ではありませんが、ここで販売されている竹酢液も自家製です。立花山で育った竹から24時間かけて抽出しています。
見た目にこだわらず、自然派野菜を探しているなら、はずせないブースです。
~北側左から6番目のブース~
路地野菜を中心に販売しているブースです。
~北側と西側の角のブース~
柑橘系の果物を中心に路地野菜や自家製のお漬物を販売している果実園のブースです。
いつもかなりの量と種類の果物が並んでいますが、終わるころにはどれもほとんどなくなります。
季節により紫ザボンや晩白柚(ばんぺいゆ)などとても珍しい果物も並び、スパーなどでで購入すると高価な品も、通常販売価格の半額以下で購入できたりします。
減農薬にこだわり、極力自然の力で育てた果物をつくっていて、たとえば、レモンなど皮を料理に使うようなものは実がつく最初のころに一度だけしか使わない超減農薬。残留物はなく安心して購入することができるそうです。
お店に並ぶ自家製のお漬物の材料はもちろん自らが生産した野菜。
こちらのお漬物はとても人気で、すぐに売り切れるようなので早めにチェックしましょう。
~西側左端のブース~
地元、新宮海岸で古くから水産加工品を生産している「有限会社山田水産」のブースです。
主に一夜干を販売しています。
有限会社山田水産は玄界灘でとれた魚を使っているのが特徴で、鮮度にこだわりおいしい一夜干をつくっています。
全国に商品を販売しているため、東京のホテルなどでもその商品が使われている、地元でも有名な会社です。
常に販売されている商品の他、季節物も多く、アゴ、サヨリ、カマス、カレイなどのお魚20種類以上が製造されています。
立花山日曜市で販売されているのはそのうち一部ですが、人気があるものや珍しいものを中心に出品しています。
たとえば、いわしは鐘崎漁港でとれた新鮮なものを産地直送で仕入れ、鮮度が良い間にすぐに加工してあり特においしいと評判。
また、エイのひれを使った一夜干などは地元ではなかなか手に入らない珍しい逸品です。
~西側左から2番目のブース~
天皇陛下にみかんを献上した経歴を持つ果実園です。
献上されたのはかなり昔の話ですが、今でも当時と変わらない栽培と愛情でみかんを育てていて味はお墨付き。
甘みと、香りのよさが評価されて人気のみかんです。
~西側左から3番目のブース~
お米やうるち米、野菜そしてお漬物などを中心に販売しています。
新宮町で生産されるお米は実はめずらしく、スーパーなどではあまり購入できないのでぜひ試してみてください。
こちらのブースにも、新鮮な路地野菜やみかんなどが販売されています。
また、お漬物も自家製。おかあさんが作る昔ながらのお漬物はおいしいですよ。
~西側左から4番目のブース~
季節限定のブースで、たとえば冬の時期は、毎年、能古島産の万葉牡蠣などが売られています。
粒の大きい、生産者直送のおいしい牡蠣です。
~西側左から5番目のブース~
洋服の販売をしています。
農産物以外にも楽しいでほしいと趣向を凝らしたもので、女性物男性物を問わずいいものを安く販売しています。
常に安いですが、物によっては値引きも可能。交渉を楽しんでください。
すべて新品。古着はありません。
~南側のブース~
立花日曜市では唯一農産物の仕入れ販売をしているブースです。
農家直販のブースでは売っていない物を中心に販売しています。
農家直販のブースは、主に旬の季節野菜が売られていますが、こちらではハウス野菜などその季節のものではないものも購入することができます。
他のブースで買い足りないときは、ここをのぞいてみてください。
野菜もお花も市場からの直接仕入れなので、かなり安く販売していますよ。
どの店もその日の朝に取れた野菜を安く提供していて、本当に新鮮なものを購入できるのが立花山日曜市の魅力。
各ブースで同じものがおいてあっても、それぞれの味や特徴があり、食べ比べてほしいものばかりです。
また、農家のみなさんとの会話は対面販売の醍醐味のひとつ。
いろんなことが聞けて参考になりますし、価格交渉など、対面ならではのお買い物をぜひ楽しんでほしいと思います。
立花山日曜市にはスーパーなどにはない温かみがありますので、なんでも聞いて、お目当てのものを手にいれてください。