フルーツ農園 いわくま果樹園
原上で柑橘のフルーツや路地野菜を主に扱う老舗の果樹園です。
近年は農家の高齢化も進み、若手農家が少なくなる中、4代目になる農園主が屋号を守っています。
「立花みかん」といえば、天皇陛下にも献上されたことがあるほど有名で、三代、原上、立花口、的野などで栽培されている新宮町の特産品です。
いわくま果樹園ではこのみかんを100年近く栽培し続けています。
いわくま果樹園のフルーツの特徴は甘く、香りのよい果実であること。
タイベックという建物の防水などにも用いられるシートの使用や、水はけのよい土地の形状を採用するなど、雨の多い時期に与える水分を極限まで抑えて育てる、いわゆる「スパルタ農法」を用いることによって果樹そのものの力で、果実に甘みを蓄えていきます。
また、栽培している柑橘の種類は10種類超と豊富で、除草剤を使用せず、有機肥料などを使いながら安全安心な果物を育てています。
栽培しているのは、
- 2月~「はるか」
- 3月~「デコポン」
- 4月~「日向夏」
- 6月中旬~「すもも」
- 8月~10月下旬「いちじく」
- 10月中旬「温州みかん」
- 12月~「ネーブル」
など、主に柑橘系のフルーツ。
とにかく手間をかけて育てることが、おいしい果物をつくる秘訣だそう。
丁寧に仕事をして、良い商品を消費者に届けることができるよう愛情をもって栽培しています。
商品は、多くがスーパーで販売されていますが、新宮町の農産物直売所「ひとまるの里」や「わいわいファーム」などでも購入することができます。
また、新宮町近くに住んでいるなら、注文の量によっては送料無料で直接購入することもできます。
いわくま果樹園は、福岡・糟屋地域において農業を営みながら消費者との交流や農業のPRを行う若手農家のグループ「かすやグンジーズ」のメンバーでもあり、イベントやネットなどを通じて農業の魅力を常に発信しています。
多いときは、1年間に30回程度もイベントを行っているんだそうです。
また、収穫体験も行うなど、地域での取り組みも積極的に行っており、これから新宮町の農業を背負っていく代表的な存在です。