キムチ専門店 名島 キムチの店
自家製韓国キムチを製造直販しているキムチの専門店です。
創業者である先代はもともと韓国の家系の方で、現在まで本場韓国のキムチの味を伝承しています。
「名島キムチの店」のキムチの特徴は、製法と使用する「こしょう(唐辛子)」が違うこと。
韓国本土で天日干しして製造された韓国こしょうを使用します。
中国や日本の唐辛子とは全く違い、色が非常に赤く、辛すぎず、甘みがあり、キムチに使用するとまろやかに仕上がるのだそうです。
メインの食材となる白菜には、国産の新鮮な白菜を使用しています。
好き嫌いが分かれやすいという干しえびなどでの味付けは行わず、主に、韓国こしょう(唐辛子)、しょうが、にんにくそして薬味を使い本場韓国の家庭に伝わる独自の製法で熟成させ、旨みが多く味わい深いキムチを製造しています。
多くの常連さんをもつこちらのキムチは本当に絶品です。
韓国では、出来立てよりも発酵を進めた酸味の強いものを好んで食べるそうですが、「名島キムチの店」では、日本人の好みに合わせて、出来立てのキムチを販売しています。
酸味が強いものが好みの方は、冷蔵庫で発酵を進めれば韓国の味にもっと近いキムチが食べられるとのこと。
以前は量り売りをしていたそうですが、人気で対応ができなくなったため、現在は袋詰めで販売しています。
主力商品は、白菜キムチですが、お店には、大根やキュウリのカクテギやチャンジャ、コチュジャンなど、本場の製法で作った自家製商品も多くそろえてあります。
カクテギは、たらの胃袋を使用した通常のものと手長だこの足を使用したたこチャンジャの2種類。
他にも、めずらしいものでは、ごまの葉や味付け岩のり、豆がそのまま残った納豆のような味わいが特徴の青こしょう入り韓国みそなどもあります。
「味付け岩のり」は日本の「のりの佃煮」とは食感も味も全く違うもので、風味が強い韓国産のりを手でていねいにばらし、醤油などで独自の味をつけたもの。
どろどろとしたものではなく、のりの形が残った、食感のある商品です。
また、「ごまの葉」はエゴマと呼ばれる植物の葉を使用した漬物。
大葉に近い独特の香りが特徴のエゴマの葉は、韓国では肉料理や発酵食品を包んで食べる「サム」に良く使われる食材で、「キムチの店」のごまの葉は、このエゴマの葉をピリ辛のしょうゆ味に漬け込んだもの。ご飯を包んで食べるのがおすすめだそうです。
韓国のキムチなどは国産の材料だけでは韓国独自の味を再現できないものが多く、そのような商品の材料は韓国から直接輸入したものを使っています。
このこだわりが、本場の味を提供できる秘訣なのかもしれません。
その他にも「名島キムチの店」では、ヤンニョムジャン、チシャみそ、ケジャンなどの生鮮品や韓国のり、韓国伝承茶、ジンロ、日本でも話題になった、カタツムリ石鹸などの韓国直輸入商品を置いてあります。
ちなみに、こちらで売っているキムチ器に入れておくと、発酵が進むのと臭いを抑えてくれるそうです。
「キムチの店」のキムチはラーメンに入れたり、トーストにチーズと一緒にのせて焼いたりしても、とてもいしいのでおすすめ。
まねできない本場韓国の味をどうぞ。